ブログ|堺市・中百舌鳥で歯科・歯医者をお探しの方はしんかわ歯科クリニックまで

  • 電話
  • メニュー

2025年9月16日

皆さまこんにちは!

しんかわ歯科クリニックの髙山です。

まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか(^^)?

今回は「根管治療」についてお話しいたします♪

しんかわ歯科クリニックが特に力を入れている「根管治療」という治療は一体どんな治療なのか?

皆様に知っていただけるよう、全2回に分けてアップさせていただきます♪

皆様、「根管治療」とはどんな治療かご存知でしょうか?

根管治療とは、むし歯が神経まで達し炎症を起こしたり、細菌感染を起こしたりした「歯の根っこの部分(根管)」の治療のことを言います。

根管治療を行う場合は2パターンあり、

まず1パターン目が、今はまだ歯の中にある神経を抜いて、消毒をしてお薬を詰める「初回治療」。

そして、もう1パターンが、すでに根管治療をしたことがある歯が再感染している場合に、被せ物を外してもう一度消毒を行う「再治療」です。

ここで、「再治療」というワードが出ましたが、「一度治療した歯なのに再治療?ちゃんと治療してもらったはずなのになぜ?」と思われる方が多いのではないでしょうか?

実は、日本の保険治療で行う奥歯の根管治療の成功率は35%程度、再治療の場合は更に下がり20%程度だと言われています。びっくりですよね。

そもそも根管治療とは何を目的に行っているかと言いますと、根管内から細菌が侵入すると細菌はさらに奥深くへと侵入し、根っこの先端(根尖)から周囲の骨に感染を広げます。そうして骨が溶けた状態は根尖性歯周炎と診断されます。根管治療において、細菌を限りなくゼロに近づけることができると、骨内の免疫細胞が、残った細菌をやっつけてくれ骨の再生が起こります。

つまり根管治療とは骨への感染を広げないための予防処置(初回治療)と感染によって溶けてしまった骨の再生(再治療)を目的としています。

では、なぜそんなに治療成功率が低いのか?

これには理由がいくつかあります。

理由①歯の形が複雑だから

これは実際に、人間の抜いた歯の中に墨汁を流し込んだ写真です。

この黒い部分をきれいにしていくのですが、細いところに細菌が定着してしまうと、限られた時間と機材ではしっかりと細菌を取り除くことができないのです。

理由②被せ物の適合精度

保険診療の被せ物は、歯と被せ物の間に隙間ができやすいため、頑張って治療をしたにも関わらず、隙間から根管内に細菌が入ってしまいます。

つまり複雑な根管内の細菌を限りなくゼロに近づけ、適合精度の高い被せ物を装着することができれば治療成功率が上げられるということになります。

しかし日本の保険診療では、時間やコスト、使用できる材料に多くの制限があるために、複雑な根管内をきれいにし、適合精度の高い被せ物を装着することが多くの場合出来ないのです。

海外では保険治療がないため、歯科治療=自費治療になるということから、時間やコスト、使用材料に制限がありません。そこで海外(最先端治療)の治療成功率を例にしてみると、

初回治療成功率90%程度、再治療成功率80%程度となっております。つまりきちんと時間をかけて良質な材料と適切な方法で治療を行えば、高い治療成功率を得ることが可能ということです。

成功率がなぜここまで変わるのか、、、、?

続きは「根管治療とは?〜後編〜」でお話しさせていただきます(^^)

ぜひ後編もご覧ください!

しんかわ歯科クリニック 髙山

ページトップへ