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2018年7月13日

こんにちは!しんかわ歯科クリニックです。

フッ素』や『フッ化物』といえば今や虫歯予防の代名詞といっても過言はありません。市販の歯磨き剤のほとんどにフッ化物が配合されているほか、地域によっては学校でもフッ素洗口やフッ素塗布を定期的に実施しているところもあります。

堺市のしんかわ歯科クリニックでも、お子様の虫歯予防に定期的なクリーニングとフッ素塗布をお勧めしています。ではフッ素がなぜそこまで虫歯予防にもてはやされているのか、フッ素は子供たちの歯にどのような良い影響があるのかを詳しくご紹介したいと思います。

フッ素(フッ化物)が虫歯予防によい3つの理由

一般的には『フッ素』と呼ばれていますが、実はフッ素とは元素名であり、フッ素そのものを歯に塗るわけではありません。虫歯予防に有効とされているものは、フッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウムといった、フッ素と他の物質が結びついた『フッ化物』になります。(ここでは皆様にわかりやすいよう、以下はすべて『フッ素』と表記していきます)

フッ素は以下の3つの働きによって、子供たちの歯を虫歯から守ってくれます。

1 再石灰化をうながす
虫歯は虫歯菌が吐き出す『酸』によって歯が溶かされる病気です。しかしお口の中は、唾液の成分によってその溶けだした歯の表面を修復する機能を備えています。この修復機能を『再石灰化』と呼んでいますが、フッ素はこの再石灰化を助ける働きをもっています。

この働きによって初期の虫歯であれば、フッ素によって元の歯の状態に治すことができます。

2 歯質を強くする
フッ素は再石化によって歯の中に取り込まれると、歯のエナメル質と結びついて『フルオロアパタイト』と呼ばれる強い構造をもった結晶へと生まれ変わります。この働きによって虫歯菌の吐き出す酸に負けない強い歯を作ることができます。

3 虫歯菌の出す『酸』を弱める
歯垢(プラーク)の中に取りとこまれたフッ素は虫歯菌が酸を吐き出すのを抑えるため、結果としてお口の中の酸の量を減らすことができます。

フッ素塗布をおこなうタイミング

フッ素を手頃に取りいれる方法としては、フッ素配合の歯磨き剤やジェルがお勧めです。ただ歯磨き剤やジェルのフッ素は安全面を考慮して、やや濃度が低くなっています。したがって年に2~4回程度、歯科医院で濃度の高いフッ素塗布をおこなうと、よりその効果は高まります。

フッ素塗布はどの年代においても虫歯予防に効果的ですが、歯が生え始めた時期に使用するとさらにその効果が高まります。なぜなら生えたばかりの歯は表面のエナメル質が未熟で虫歯になりやすい一方で、フッ素が通常よりも取り込まれやすいからです。

乳歯は生後6か月ごろから生えだし、3歳頃には生えそろいます。また永久歯は5~6歳ごろから生えだし、親知らずを除けば中学生ごろにすべての永久歯が生えそろいます。したがって0歳から15歳頃まで積極的にフッ素塗布をおこなうことで、生涯にわたって虫歯に負けないような、より強い歯に育てることができるでしょう。

しんかわ歯科クリニックでは、フッ素塗布の際に別途費用は頂いておりません。詳しくは歯科衛生士や当院のスタッフにお尋ね下さい☆

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